突如として現世から大量のお呼びがかかるようになり、おどろきとまどっているカカロン様。もう「様」付けで呼ぶほかない活躍ぶりである。僕はバルバルーで「さん」、ドメディで「様」を使ってきたので本当は別の呼称を使いたかったが、席を譲ってもらうしかない。なあ、ドメディ?
カカロンのステータス
回復魔力:不明
呪文:
べホイム 回復量約500
べホマラー 回復量約400
ザオリク
スクルト
フバーハ
マヒャド ダメージ約300
解放特技:
ヒーリングオーラ 味方全員の悪い効果を消し、蘇生。これらを処理したのちスクルトとフバーハをかける。
例によってというか、カカロン様の回復魔力は計測不能。祈りナシのベホマラーで400ほどの回復というのはとうに回魔上限を超えている。げんまたちは我々の世界の物理法則に従う気がないようだ。
ついでに言うとドメディ同様、ひ弱そうな雰囲気を醸しつつ我々人間を平気で上回る腕力も持っている。コワイ。
回復・補助呪文を手広く揃えているが、それを「的確に使ってくれる」保証はない。ただ、同じ行動は連続して選択されにくい、召喚直後は死者の蘇生を優先してくれるというくらいの一貫した傾向はある。
が、これとて100%の法則ではない。このあたりのことはまた後で書こう。気まぐれ気質を愛嬌とみるかポンコツとみるかはその人の愛次第。
ヒーリングオーラの項に書き、Twitterでも書いたことをクドく繰り返すと、この技のすごいところはスクルト・フバーハを「悪い効果を消し」「死者を蘇生させた」そのあとに付与していることだ。
死んでいようと、ルカニがかかっていようと、確実にスカラ1段フバーハ1段以上の状況を生み出してくれる。強くてニューゲームみたいなものだ。
ただしオーラ使用タイミングもやはり気まぐれであり、1分くらい平気で持ち越すこともある(これも後述)。げんまが滞在できる時間は最長2分なので、適当に使うとけっこうな率で解放状態を持ち逃げされる。そうやって持ち去られた我々のエネルギーは何に使われるのだろう。ご飯でも炊くのだろうか。
カカロン様の業務
とにかく気まぐれが身の上のカカロン様とうまくやっていくには、コチラが彼女の都合に合わせて動く必要がある。本当は我々が使役されている?
カカロン様は基本的に「行動キャンセル」というものをしない。融通が利かないのである。蘇生かぶりなどが起こると行動修正してくれるサポートキャラとはそこが違う。ムダな手数を費やすはめにならないよう、行動修正はこちらの仕事と心得よう。
ただしさすがに「詠唱開始前にそれを使う必要がなくなった」場合は行動再選択が行われる。完全な生者にザオリクはしない。
死者を4ターンも5ターンも見過ごすようなことはさすがに少ないので、僧侶がどうしても前に出たくない時など、遠距離の蘇生は無敵のカカロン様にゆだねてしまうこともできる。蘇生前は死者の近くへ待機しにいくことが多いので、彼女の次の行動を読むことは可能だ。チョロいのか堅いのかよくわからないな。
ただーしただし、カカロン様の蘇生には明確な優先順位がない。僧侶から蘇生するとか、人間から蘇生するとかいう配慮はしないのだ。やはり最後の最後は信じちゃいかんというところがある。だんだん峰不二子にみえてきた。しかし峰不二子をこそ信じることが男の本懐では?
さて、肝心のヒーリングオーラについてだが、どうやらその使用にはある程度の法則があるようだ。
カンタンにいうと、死者が複数出ている時は出し惜しむ傾向がある。翻訳すれば、使ってほしい時こそ使わないのだ。僕は召喚→解放からほぼ2分間温存されたこともある。それもはや泥棒だぞ。
これはつまり、ヒーリングオーラがあまりにも適切に用いられてしまうとバトルバランスがおかしくなるから、という事情かと思われる。
カカロン様の行動は前ターンの終了時に決まっているようで、加えてヒーリングオーラにはそれなりの準備時間があるため、「駆け込みの死者」を含んだ複数人を蘇生してくれるケースは多い。また、複数人死んでいると100%使わないというワケでもない。だが「もう3人死んじゃって絶体絶命」という時にこそカカロン様は我々を冷酷に見捨てるのだ、ということである。
闘戦記におけるカカロン様
わざわざ何を書くまでもなく「大活躍!」の一言なのだが、いちおう「なぜ闘戦記のカカロン様が頼もしいのか」を列挙してみよう。
・死者続出の戦場で、単体・全体蘇生を持っているから
・人間は動きが制限される乱戦で、別次元を自由に移動して行動できるから
・ヒーリングオーラがゾンビ戦術に新たな境地を開拓したから
・カカロンビンタでレギルラッゾを倒してくれるから
3つ目の項目について。
「スクルトとフバーハを帯びたゾンビで戦える」というのはカカロン様によって成立した新境地だ。ブレス80%以上のキャラがブレス無効化状態でよみがえる、というのが一番大きいコトだが、地味にスクルトもいい仕事をしている。カカロン一人が事前に防いでいる「死の数」をしっかり計上したら、なかなかトンデモないことになるだろう。まさに命の女神。
ヒーリングオーラ出し惜しみ問題に関しては、解決策はひとつ。複数人を蘇らせる一発逆転をカカロン様に期待しないことである。基本的に、蘇生はいつもどおり最優先で行おう。「解放されてるから蘇生の一手は温存できる」という判断は全滅街道まっしぐらになるぞ。